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日常と非日常 戦争とはなにか

2016年4月 1日発売
BBM1610035

定価  2,241円(税込)

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CONTENTS

【内容】
かけがえのない日常の価値を知るための書。
日常生活を破壊する戦争という非日常の世界に鋭く切り込む。
今、日常が圧倒的な意味を持って私たちに迫る!

東京大空襲、沖縄戦を生き延びた人たちが、自分の体験を語る時代が終わろうとしている。
戦争体験者・戦争の語り部がいなくなり、赤裸々な生の体験が単なる歴史的事実に化するとき、人びとは国のために死んだのか、国のせいで死んだのか、思いは様々であろう。
しかしその死の礎に「現在」がある。今の人たちは戦争で死んだ人びとの「命」を食べて生きている。
戦後七十年、「生の体験」から単なる「歴史的事実」という戦争体験の風化に対して、それにあらがい不戦と平和の意味を胸に刻まねばならない。
―――渡邉重範


【目次】
第一部 たった一人でも
第二部 『ビルマの竪琴』と『戦争にかける橋』
第三部 小津安二郎と戦後の時代


【著者プロフィール】
渡邉重範 (わたなべ・しげのり)
1943年、東京生まれ。68年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、同大学院政治学科修士、博士課程修了。博士(政治学)。比較憲法学・比較政治制度論専攻。65-66年、ドイツ連邦共和国ボン大学留学。80-81年、ボン大学交換教授。94-98年、早稲田大学教育学部長。98年より06年まで早稲田大学常任理事(広報・学校担当)。2000-13年、早稲田実業学校長。現在、早稲田大学名誉教授。主要著訳書に『教育の復権を求めて』 『感性をみがく教育論』 『日常を生きる教育論』 『ドイツ ハンドブック(編著)』 E.イエッセ 『戦闘的民主主義(共訳)』(早稲田大学出版部)、『ドイツ近代選挙制度史』 『選挙と議席配分の制度』(成文堂)、『西ドイツの政治と行政』(共著、三修社)、『早稲田スピリットの源流を求めて』 『限りなく遥かなる旅路の果てに』(恒文社)、『早稲田実業 躍進の秘密』(朝日新書)など。


四六判並製・404頁
ISBN978-4-583-11015-8 C1036

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