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ワールドカップブラジル大会出場の32ヶ国別に、国民気質を切り口にして、各国のお国事情やサッカー事情、有名選手・監督のトリビアを紹介した、楽しい1冊!

【目次】
イングランド　シニカルで強情なジェントルマン、古いスタイルからぬけ出せない
フランス　華麗なる“シャンパンサッカー”&まとまりのない個性派の多民族集団
オランダ　革新的で失敗を恐れぬ攻撃的な見ていて楽しいトータルサッカー
ベルギー　“堅守速攻”の秘密はアフリカ系&イスラム系移民二世のミックスパワー
ドイツ　不屈の“ゲルマン魂”&頑強なフィジカル、真と善を追求する完璧主義者
スイス　厳しい自然に鍛え上げられた祖先の勇猛な傭兵の血を引く伝統の堅守
ギリシャ　“文明発祥の地”の誇りを背負い、アレクサンダー大王譲りの堅守戦術
イタリア　あくなき美の追求、伝統のカテナチオから本来の攻撃型サッカーへ
スペイン　サッカーは民族の代理戦争、ポゼッションサッカーで世界を制覇
ポルトガル　崖っぷちに立たされないとなかなか本気になれない鷹揚な好色人種
ロシア　強面だが内面は意外にもろく勝負弱い。共産主義の弊害で創造性に欠ける
クロアチア　優雅さ・ぬけ目のなさ・泥臭さを兼ね備え、アグレッシブで団結力に富む
ボスニア・ヘルツェゴビナ　内戦後の難民・移民を人材登用、民族融和と復興の道を拓く
コートジボワール　圧倒的運動能力と野性的判断力+エース中心の団結力が光る
ナイジェリア　政情不安で社会が腐敗、ハチャメチャながら個性的な実力派ぞろい
カメルーン　弱きを助け強きをくじく、勇敢で心優しいユニークな楽天家
アルジェリア　民族独立の闘志を引き継ぐ、大義に生きる直情径行型の勇者
ガーナ　人種差別と戦うアフリカの雄、身体能力抜群の豪華選手が勢ぞろい
日本　「和を以て貴しとなす」、秩序・団結力・思いやりの心があふれるイラン　高い異質の文化をもつ。ちょっと怖そうだが日本代表の恩人?
オーストラリア　大らかでフレンドリーな開拓民気質。新監督の下、志気は高い
韓国　自己規制が不得意で、過去の歴史と民族の誇りをかけて勇敢に挑む
アメリカ　パワフル、シンプル、パーフェクト。常に世界ナンバーワンを目ざす
コスタリカ　世界一平和、地球一幸福な人情に厚い南の国の素朴な楽園人
ホンジュラス　世界で最も貧しく危険な国で鍛えたハングリー精神こそ最大の武器
メキシコ　小柄で身軽、スピードと持久力が自慢のオープンで親切な超親日派
アルゼンチン　勝つためなら汚い手も使う悪役は、時に神がかりな奇跡も起こす?
コロンビア　麻薬・殺人・誘拐・テロが横行。サッカーするにも命がけの国
チリ　麗しい団結と勝利への執念、不言実行でアグレッシブに攻撃する
エクアドル　高地で鍛えた肺活量。警戒心が強く、集団行動に長けたインカの末裔
ブラジル　アフリカの血をひくリズミカルな個人技が乱舞。トラウマに怯える王者
ウルグアイ　“頑強な不屈の魂”と“ワールドカップ誕生の地”の誇りにかけて

【著者プロフィール】
片野優(かたの・まさる)
群馬県出身。東京都立大学法学部卒業。ジャーナリスト。須貝典子(すがい・のりこ)新潟県出身。東京女子大学短期大学部卒業。ライター。ともに出版社(集英社)退社後、1991年よりオーストリアのウィーンに暮らす。ハンガリーのブダペストでは、現地在住の日本人向けミニコミ誌『パプリカ通信』を創刊。現在、セルビア共和国のベオグラードに在住。北極圏や旧ソ連を含むヨーロッパ各地を訪問・取材し、歴史・文化・旅・環境をテーマとした情報や記事を発信している。著書:片野優・須貝典子共著『こんなにちがうヨーロッパ各国気質 32カ国・国民性診断』(草思社)、『ニュースでわかるヨーロッパ各国気質』(草思社)、『図説プラハ 塔と黄金と革命の都市』(河出書房新社)、『ウィーン 小さな街物語』(JTB出版)など。片野優:『フクシマは世界を変えたか ヨーロッパ脱原発事情』(河出書房新社)、『ヨーロッパ環境対策最前線』(白水社)、『ここが違う、ヨーロッパの交通事情』(白水社)など。

四六判・320頁
ISBN978-4-583-10699-1 C0075