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袈裟と駅伝
黒木亮/著
2025年10月 3日発売
BBM1300144
四六上製 327頁
定価
2,640円(税込)
ISBN:978-4-583-11685-3 C0075
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CONTENTS
- 駅伝強豪校・駒沢大学の伝説のランナーである禅僧の半生
禅僧であり、駅伝強豪校・駒沢大学の伝説のランナーである主人公・大越正禅の半生を描く。練習、レース、修行、家族、友人、恩師との絆――。仏道と競技のはざまで葛藤を抱えながらも真摯に生きるランナーの日常、僧侶としての謹厳な日課が静かに胸に迫る書。 宗門に入る宿命を八歳で受け入れ、やがて走ることに魅せられた主人公。北海道の公立高校の無名のランナーは、いかにして独力で全国トップレベルの選手になったのか? 著者はかつて箱根駅伝3区を激走したランナー 箱根駅伝で瀬古利彦からタスキを受けて首位を守った著者・黒木亮が描く、長距離ノンフィクションの傑作。雪深い北海道で、僧侶になる修行と長距離走の練習を積み重ね、力強く生きる大越の姿を、徹底した取材で再現。大越は、かつて駒沢大学の陸上競技部主将として、箱根駅伝や日本インカレで活躍した人物。本書の魅力のひとつは、「僧侶」と「駅伝」という斬新な組み合わせをテーマにしている点。厳しい修行、過酷な陸上競技シーンの緻密な描写が圧巻だ。静と動のコントラスト、人生の輝きとせつなさに、心震える一冊。大越と互いの影のように競い合い、箱根駅伝9区を走って順天堂大学を優勝に導いた高校の先輩・竹島克己との友情にも、胸を打たれる。
【目次】 プロローグ 第一章/リディアードの魔術 第二章/インターハイ 第三章/十六歳の青森―東京駅伝 第四章/サワキ降臨 第五章/駒沢大学 第六章/箱根駅伝五区 第七章/日本インカレ制覇 第八章/関東インカレ最優秀選手賞 第九章/最後の箱根駅伝 第十章/坐るも禅、走るもまた禅 第十一章/孤高のランナー 第十二章/ボーン・トゥ・ラン エピローグ
【著者紹介】 黒木亮(くろき・りょう) 本名・金山雅之。1957年北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社勤務をへて、2000年、国際協調融資を巡る攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。主な作品に『巨大投資銀行』『鉄のあけぼの』『法服の王国』『アパレル興亡』『メイク・バンカブル! イギリス国際金融浪漫』『地球行商人 味の素グリーンベレー』など。大学時代は箱根駅伝に2度出場し、20Kmで道路北海道記録を塗り替えた。ランナーとしての半生は『冬の喝采』に綴られている。1988年からロンドン在住。
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