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勝負魂 新装復刻版
古賀稔彦/著
2021年 7月26日発売
BBM1350127
四六判並製・260頁
定価  1,870円(税込)
ISBN:978-4-583-11400-2 C0075

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CONTENTS

    2000年刊行のエッセイに、最愛の息子と娘、兄・元博氏、恩師・吉村和郎氏による惜別の言葉を収めて新装復刻。新たな写真、年譜、主要戦績も収録

    「柔道しか光るものはない。あいつは自分でそう思っていた。柔道のために生きて、最後まで柔道に愛された。53歳で逝くなんて早すぎますが、やれるだけのことはやったと思います」兄・元博氏

    「あいつはずっと激動の中で生きてきたと思う。小学校卒業と同時に親元を離れて学舎に入り、そこからずっと闘いの中で生きてきた。でも、もう闘うことはないんだから、ゆっくり休めよと言いたい」恩師・吉村和郎氏

    古賀稔彦氏が現役時代に綴った本書の原本となるエッセイには、自身の率直な言葉で、現役引退を決めるまでの挑戦の日々、少年時代や講道学舎のこと、バルセロナ五輪など世界の舞台での戦いについて、技について、勝負の本質についてなど、幅広いテーマで語られています。そこには、「天才」と呼ばれた柔道家の、努力する姿、素顔が垣間見え、今読んでも新鮮な発見があります。
    そのエッセイに、家族をはじめとした近しい人々の話を加え、「古賀稔彦」という稀有な柔道家の軌跡を記録した、新たな一冊としてまとめました。

    【目次】
    復刻に寄せて/家族一同
    まえがき(旧版)
    第1章 初心にかえって
    第2章 一本背負い>
    第3章 小よく大を制す
    第4章 柔道精神
    第5章 欲を持つ大切さ
    第6章 僅かの積み重ね
    第7章 夢を追いかけて
    あとがき(旧版) 
    贈る言葉
    息子から父へ/古賀颯人
    息子から父へ/古賀玄暉
    娘からパパへ/古賀ひより
    教え子、稔彦へ/吉村和郎
    弟よ/古賀元博
    古賀先生へ/古賀塾 塾生 弔辞

    略年譜
    主要大会戦績

    【著者紹介】
    古賀稔彦(こが・としひこ)
    切れ味鋭い背負投を武器に小さな身体で大男を投げ飛ばし、「平成の三四郎」と呼ばれた古賀稔彦。1992年バルセロナ五輪では左ひざ靭帯損傷という絶体絶命の崖っぷちから金メダル獲得。1996年アトランタ五輪では攻めきれずに涙の銀メダル。その後、何度も引退をささやかれながら、2000年シドニー五輪を目指し現役を続行。代表選考がかかった試合の初戦敗退後、「幸せな柔道人生でした」と現役引退を表明した。引退後は、全日本強化コーチとして谷本歩実選手らを金メダルに導き、環太平洋大学の柔道部を日本一に育て、自宅に道場『古賀塾』を開き、子どもたちを教えた。2021年3月、逝去。

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