綱の力
九重 貢/著
2016年 8月18日重版出来
BBM1360075
定価
1,430円(税込)
CONTENTS
綱の力
九重貢 第58代横綱・千代の富士
忘れられない名横綱の生き様
相撲道を極めた者として伝えたい心技体。横綱の本質、そして人生の秘訣を著した遺作。
“横綱の強さ”とは、一体どのようなものなのか。
不断の努力に裏付けされた実力と、誰もを引き付ける人柄で絶大な人気を誇った
第58代横綱・千代の富士(九重貢)が、横綱たるべき本当の強さを伝えた最後の著書。
【目次】
序章
第1章 横綱の条件1 プレッシャーに負けない
記録へ向かう心構え/負けてたまるか/世間の期待の目をどう感じる/土壇場でなぜ強い/鏡のような心でいるために
第2章 横綱の条件2 試練を力に変える
小兵として苦しみ、つかんだもの/脱臼との出会い/脱臼との闘いでつかんだこと/取り口をいかに変えたか/三女の死を乗り越えて
休場明けに強い/横綱の責任感とは/横綱になった者でないとわからないこと
第3章 横綱の条件3 人知れず努力する
負けた相手と稽古する/30代に入ってから黄金期を迎えられたのは/立ち合いの鋭さを生むために
第4章 横綱の条件4 譲れない美学をもつ
相撲は伝統様式、美を重んじる/潔い引退
第5章 横綱の条件5 出会いを大切にする
千代の山「自分で納得してやりなさい」
北の富士「まるで飢えたオオカミだな」
二人の師匠、あうんの呼吸
双葉山―偉大な大横綱
大鵬親方「自分の記録を抜いてくれてうれしいよ」
先代貴ノ花「いい目をしている、頑張れよ」
北の湖ー目標の人、大きな壁になってくれた人
隆の里ー勝ったり負けたりして一時代を築く
北勝海ーどんなにきつい稽古でも「まだまだです」
小錦ー私の負けじ魂に火をつけた
横綱・貴乃花「これで、あとを託せるな」
朝青龍と白鵬ー感銘を与えられる横綱になるために
魁皇ー負けない相撲の型を見出す
千代大海ー第2、第3の千代大海を育ててほしい
終章
白鵬の63連勝ー「綱の力」を鍛え、太い綱となっていく
後輩を育てるということ/現役力士へ、そして相撲界へ
栄光の軌跡
【著者プロフィール】※2011年1月当時
九重 貢(ここのえ・みつぐ)
本名:秋本貢。第58代横綱・千代の富士。1955年6月1日、北海道松前郡福島町生まれ。史上最多の通算勝星1045勝、史上2位の通算31回の幕内最高優勝、1988年(昭和63年)5月場所7日目から11月場所14日目までの53連勝など、数々の栄光を手にした史上有数・昭和最後の大横綱。小兵ながら速攻と上手投げを得意とし一時代を築き、1989年9月には国民栄誉賞を受賞。生涯戦歴1045勝437敗159休、幕内戦歴807勝253敗144休。
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(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
176ページ
ISBN 978-4583102764
発売日:2011/01刊行
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