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グレードアップ・技術特集
第20回:マイ・サービス・スタイル その6
今回からはスイング軌道や着地点、そしてアンダーカットサービスなどについてレッスンしていこう。「マイ・サービス・スタイル」で自分に合ったサービススタイルを見つけてほしい。自分の形ができたら、あとは確率と正確性、さらには威力をアップさせるために、ひたすら練習あるのみだ!
解説 若梅 明彦(わかうめ・あきひこ)
1956年6月23日、千葉県生まれ。成東高→中京大。現在は千葉県立九十九里高校勤務。大学1年でインカレ個人優勝(ペアは前田選手)、4年時には薮崎選手と組んで天皇杯制覇、翌年2連覇を飾る。79年、85年の世界選手権では日本代表としても活躍した。99年に全日本女子チームのコーチに就任。昨年はふたたびコーチとして、広島世界選手権へ参加。

Lesson7 着地点
 上に伸び上がってサービスを打つと、自然と身体はジャンプする形になるが、あなたはそのとき、左足と右足、つまり構え時に前に置いた足(右利きなら左足)と後ろに置いた足(同右足)のどちらの足で着地しているだろうか?
 基本的に、前に置いた足で着地すると、身体の回転が止まる。そのため、インパクトが安定するので、確率や正確性を求める場合に適していると言えるだろう。一方、後ろに置いた足で着地する場合は、身体が大きく回転するので、威力のある、エースを狙うようなサービスを打つのに適している。
 ただし、後衛の場合はサービスしたあと後ろに下がってポジションを取る形になるので、どちらの足で着地してもあまり影響はないが、前衛の場合は、サービスからネットダッシュをする際に多少考慮が必要になるだろう。サービス後に前にダッシュするのであれば、よりスムーズに前に行くことができるのは前足着地と考えられる。後ろ足で着地すると、身体が回転してしまうため、そこから前に進む体勢を作るためにもう1回ステップをしなければならないからだ。以前、高川選手もエースを狙いにいくときと確率を重視するときで、着地の足は変えていると話していたが、ネットによりスムーズに詰められるのは前足着地、より力強いサービスを打てるのは後ろ足着地、というのがひとつの考え方としてある。ただ、この着地足についてもひとそれぞれなので、まずは自分でやってみて、どちらがやりやすいのか試してみてほしい。
スライス系サービス
後ろに置いた足で着地 前に置いた足で着地  
三浦選手のサービス
写真は三浦充晴選手(JT札幌)。彼は前衛なのでサービス後にネットダッシュを試みているが、前足着地で実にスムーズに前進運動に移行している。
 
あなたはどのタイプ?
前足着地
●前足着地
前足着地
北本英幸選手(右、小松市立高校)や逢野祐子選手(日本体育大)は、いずれのコースでも前足着地 小峯秋ニ選手(左、高岡ビックウエーブ)や濱中洋美選手(日本体育大)は力強いサービスを打つが、着地は前足。前衛は比較的この形が多い
●後ろ足着地
後ろ足着地
すばらしいサービスを持つ中堀成生選手(右、NTT西日本広島)や東司選手(京都市役所)は、身体を大きく回転させて後ろ足で着地する典型的なタイプ 写真左の川村達郎選手(岡山市役所)のように、前衛の中にはファーストでも前に行く動作の中でサービスを打つ選手は少なくない。この場合は着地足とは少し異なるが、前足を軸に打ちながら後ろ足で一歩目を踏み出している。ただし、斎藤広宣選手(松戸市役所)は思い切り打つ時も後ろ足着地だ
●両方使い分け
両方使い分けるタイプ
浅川陽介選手(日大桜友会)は写真のように両方使っている。また、正クロスは後ろ足着地、逆クロスは前足着地の選手もいる カウントなどによって使い分けるという高川経生選手(NTT西日本広島)。サービスを確実に入れたいときは前足着地(左)、思い切り打てるときは身体を回転させて後ろ足着地(右)にしているようだ
 
Let's Try!
初心者おすすめ練習法
 今までオーバーハンドのサービスを勉強してきたが、やはり初級レベルの選手の中には、最初の構えからラケットを下げて、テークバックとトスアップに入るという動作が上手にできない選手もいるだろう。そういう人には、構えからの動作を省き、最初からラケットを持った手は右足の横に下げた状態からトスの動作をし、テークバックを始めさせていくのも良い。
 また、やはりサービスでは“腕を伸ばす”という動作が一番大切なので、最初からラケットを肩にかつがせて、そこから腕を伸ばして高いところでインパクトさせるようにすると、ラケットの出る位置をつかむことができる。ただし、かつがせた状態では絶対に腕の力は抜かせること。そして、トスアップで“1”、インパクトで“2”というようにタイミングを取って打たせることが大切だ。
最初の構えを省略した形
最初の構えを省略した形
あらかじめラケットをかついだ形
あらかじめラケットをかついだ形

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