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グレードアップ・技術特集
第14回:フォアのサイド&トップストロークを爽快に打とう 後編その2
グラウンドストローカーなら、やっぱり気持ち良くラケットを振り抜いて、爽快にシュートボールを打ち込んでみたい。もちろん、実際の試合は“打つ”ばかりでは勝てないが、やはりソフトテニスの基本はストローク。そこで、今回は「打つテニス」の名門・中村学園女子高校の原口監督が、初級・中級者を対象に、サイドストロークとトップストロークを気持ち良く、ミスなく打ち込むための方法をアドバイス。春からの新シーズンに向けて、この冬場にしっかりとした打ち方を完全マスターしよう!
解説 原口 俊之(はらぐち・としゆき)
1962年9月25日、福岡県生まれ。北九州高→福岡大。現在は福岡県中村学園女子高校勤務。プレーヤー時代は92年に野崎雅生選手(大鹿印刷所)とのペアで全日本総合選手権2位などの活躍。監督としても、現トッププレーヤーの坂下真知子選手(伊集院高教員)、玉泉春美選手(東芝姫路)らを育て、97年に京都インターハイ団体・個人(坂下/田中)優勝、国体優勝を成し遂げた。
取材協力 中村学園女子高校ソフトテニス部

トップストロークをミスなく打とう!
 今回も連続写真でトップストロークの実演をしてくれたのは、中村学園女子高校の東田早代選手だ。ボールの落下に合わせて、フットワークしながらタイミング良くテークバックを行ない、一瞬の右足のためから踏み込んだ左足を軸に、身体を夫きく回転させている。実にダイナミックなフォームだ。それでは、トップ打ちの基本を勉強していくが、各指導者やプレーヤーの中には、それぞれの理論・考え方・指導法などあると思うので、このレッスンもひとつの例として考えてほしい。




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Point4 右足の蹴り
右足は大きく蹴る
 身体を回転させる上でも大切なのが、右足の蹴りだ。以前紹介したサイドストロークでは、体重移動した右足は左足に運ぶようにすると述べたが、トップ打ちでは、右足はしっかり蹴ることがポイントとなる。この蹴りによって身体も大きく回転していくのだ。
サイドストローク(写真左)では右足は左足に運ぶようにするが、トップストローク(写真右)では、右足を大きく蹴ることで身体を大きく回転させていく。
 
プラスαレッスン ボールへの入り方
回り込むようなボールは後ろに半円を描くように
 トップ・サイドに限らず、グラウンドストロークにおいてしっかりとした打球ポイントで打つために大切なことは、ボールへの入り方だ。右利きの選手なら自分の身体の右側に来た打球を打つのは簡単だが、少し左側に来た回り込むようなコースのボールは注意が必要だ。図のように回り込むボールの場合、相手打球が長ければ“後ろに半円を描く”ようにふくらんで入る。逆に短かめならば前に向かうときに“左側に半円を描く”ような形で入っていくことがポイント。中高生で回り込みがあまり上手にできない選手というのは、だいたいこのふくらみが足りず、ボールに対して直線的に回り込んでいってしまい、打点が詰まってしまうというケースが多い。回り込むボールに入るときは、後ろ、もしくは左にふくらんで合わせるようにしてみよう。

プラスαレッスン ボールの回転
自分の意志をボールに伝える
 やはり、ボールの回転が良くなくて勝っている選手というのはいないもの。ストロークを打つ際には、ボールの回転を作ることも大切になってくる。例えば、通常にストレートに打つストロークならまっすぐに縦の順回転を作るが、右ストレートからロビングで正クロスへ逃げていくようなボールを打つときは右側から斜めに順回転をかけなければいけないし、逆クロスなら少し内側からリバース回転をかける必要がある。また、意識して自分でボールの回転を作る代表的なものは、スライスボール(逆回転)だろう。このようにボールの回転・軌道をイメージして、自分の意志をボールに伝えることが大切だ。
 例えばトップ打ちにしても、決定的なチャンスボールを打つ“決めのトップ”と、やや深めから打つ“つなぎのトップ”の2種類があるはずだ。そして、“決めのトップ”は前から直線的な軌道で打つのに対し、“つなぎのトップ”はやや後ろから打つ分、高さをつけてネットを越えてからベースライン前で落ちるような軌道を作らなければならない。そこで“つなぎのトップ”のときに、直線的なボールを打とうとするからネットミスなどを犯しやすいのだ。このように、トップ打ちにも2種類の打ち方、軌道があることを認識しておこう。
Let's Practice
正しい回転をマスターする練習
ベースライン上に足を広げ、オールをノーバウンドで打球
  “ボールの回転を作る”ことをお話したところで、正しいラケット軌道を作る練習方法をひとつ紹介しよう。まず、ベースライン上に左右肩幅くらいに足を広げて立ち、自分で持ったボールをそのまま落とし、それをノーバウンドでまっすぐに打つのだ。これでまっすぐにドライブ回転でオールが飛んでいけば、ボールの当たり方は正解。もし、スライスしたり左側に行ったりしてしまうようなら当たるところが少し違うということになる。
 

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