ストレート、スライダー、カットボール、カーブ、シュート、遅いシンカー、速いシンカー、新球スプリットと、進化する技巧派が全8球種を徹底紹介

ストレートは平均132キロ。身長167センチと小柄ながら、プロ14年で144勝、11度の2ケタ勝利を挙げている石川雅規投手。

その多彩な変化球の投げ方、使い方、抜群のコントロール力の秘訣、キャッチボールの方法などを紹介。進化を続ける投球術を公開する。

◆僕のピッチングを見て、「石川はあの小さい体で、どうしてこんなに長くプロでやれるんだろう」と思う人も多いかもしれません。そうしたみなさんのために、本書では「石川雅規のピッチングのすべて」を公開します。石川はこんなことを考えているのか。こんなボールを投げているのか。こんな準備をしているのか。こんな野球人生を送ってきたのか──。野球ファンの方には本書を読みながらそんな思いをはせていただき、これからプロ野球選手になろうという少年少女のみなさんには、野球をするうえで参考にしていただけたなら、僕にとっては何よりの喜びです。(「はじめに」より)

第1章　バッターをどう抑えるか---僕の投球哲学

第2章　キャッチボール---すべての基本はここにあり

第3章　全8球種　僕の持ち球、全部見せます

第4章　試合への準備---用具・トレーニング・栄養

第5章　石川雅規の”作り方”---小学校からプロまで

石川 雅規(いしかわ・まさのり)

1980年1月22日、秋田県生まれ。身長167cm体重73kg、左投左打。秋田商高3年夏に甲子園出場。青学大に進学後は通算3度の最優秀投手に輝き、2000年シドニー五輪代表にも名を連ねた。自由獲得枠で02年にヤクルトスワローズに入団。12勝をあげて新人王、08年には最優秀防御率を獲得した。15年まで通算11度の2ケタ勝利をマーク。同年までの通算144勝は球団史上3位。

A5判並製・128頁

ISBN978-4-583-11022-6　C2075