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基礎から学ぶ! スポーツ栄養学
鈴木志保子(神奈川県立保健福祉大学教授)/著
2008年5月22日
BBM1670016
A5判並製・192頁
定価  1,760円(税込)
ISBN:978-4-583-10069-2 C2075

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CONTENTS

【内容】
スポーツに取り組む際に身に着けておきたい、さまざまな分野の基礎知識を紹介する「基礎から学ぶ!」シリーズ第1弾。
 近年 ではスポーツ栄養という言葉が浸透し、パフォーマンスの向上を目指して食事や栄養管理に気を配るアスリートが増えてきた。しかし、その一方で、正しい基礎知識を知らないまま、「効果がある」という情報に飛びつき、その結果、弊害が生じているケースも見られるようになっている。
 本書では、栄養素や食品の基礎知識、身体のしくみ、エネルギー代謝といった栄養学の基礎から、スポーツ現場で求められるさまざまなスポーツ栄養学の知識までをすべて網羅。食事管理を1人で行っているアスリートや、食事・栄養に興味を持っている人が、食事管理に関して中級以上になれる知識とスキルを紹介している。通読すればスポーツ栄養学全体を系統立てて基礎から学べるが、興味のある章を選んで読む、あるいは各章をランダムに読み進めるなどの使い方も可能。目的や理解度に応じて自由に活用できるよう構成されている。

【目次】
■第1章 栄養素と食品の基礎知識
1.栄養素
2.食品
[コラム] 日本食は世界一のスポーツ栄養食

■第2章 身体のしくみ
1.消化
2.食物摂取と消化・吸収・代謝
3.身体組成
[コラム] 大腸の個性と食物繊維

■第3章 エネルギー代謝
1.体内のエネルギー
2.エネルギー消費
[コラム] 完璧なエネルギー平衡は、実現可能か?

■第4章 コンディショニングのための栄養
1.自己管理
2.内臓疲労
3.エネルギー補給
4.アスリートの食事
5.アスリートに必要な糖質の摂取
6.アスリートに必要な脂質の摂取
7.アスリートに必要なタンパク質の摂取
8.アスリートに必要なビタミンの摂取
9.サプリメントの摂取
[コラム] アスリートが摂取すべきタンパク質量は?

■第5章 競技力向上のための栄養
1.水分摂取
2.試合前、当日、試合後の食事
3.減量
4.貧血と予防策
5.身体づくりとカルシウム摂取量
6.女性の身体
7.ドーピング
[コラム] あなどるとコワイ、熱中症

■第6章 世代別に見るスポーツ栄養の考え方と栄養サポートとのかかわり方
1.小・中学生(学童)のスポーツと栄養
2.高校生のスポーツと栄養
3.大学生、実業団・プロアスリートのスポーツと栄養
4.中・高年のスポーツと栄養
5.栄養サポートとのかかわり方

【著者プロフィール】
鈴木志保子●すずきしほこ
1965年生まれ、東京都出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科教授。管理栄養士。公認スポーツ栄養士。実践女子大学卒業後、同大学院修了。国立健康・栄養研究所研修生を経て東海大学大学院医学研究科を修了し、博士(医学)を取得。
2000年より鹿屋体育大学助教授を経て、2003年から神奈川県立保健福祉大学栄養学科准教授、2009年4月より現職。全日本女子ソフトボール代表チーム(北京オリンピック金メダル、2008年9月まで)マツダ株式会社陸上競技部、日立ソフトボール部、京都産業大学陸上競技部中・長距離ブロック、横須賀市立総合高校野球部などのトップアスリートからジュニアアスリートまで多数のスポーツ現場で栄養サポートや指導を行うほか、(公財)日本体育協会、日本プロゴルフ協会、日本女子プロゴルフ協会、スポーツ医科学センターが実施する講演などを全国で行っている。また、(公社)日本栄養士会理事、NPO法人日本スポーツ栄養学会前会長、厚生労働省「運動基準・運動指針の改定に関する検討会」構成員、(独)日本スポーツ振興センター「平成22年度児童生徒の食事状況等調査委員会」委員長なども務め、健康増進やメタボリックシンドロームの予防・改善、子どもの発育・発達についても研究や指導を行っている。
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