技の大辞典
第8回:モンゴル相撲 その2
前回はモンゴル国のコスチュームや技を紹介した。ご存知の通り、モンゴル相撲はモンゴル国のものと内モンゴルで行われているものに大別できる。そこで今回は、後者内モンゴルのモンゴル相撲を紹介しよう。
内モンゴルの試合コスチューム

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| ジャンガー(首飾り) 色鮮やかな首飾りは土地の神を祭る神聖なもので、女性はアンタッチャブル。大会で上位入賞すると、ホロジャンガー(首輪から下げる布)を1枚、また46名以上に入賞すると太いホロジャンガーをもらえる。 また、128名の大会で3回優勝すると、首輪部分がもらえ、512名のトーナメントで優勝すると、さらに太い首輪をつけることが許される。つまり、ヒラヒラの量が多く首輪が太いほど、その力士は強い。強い力士が引退する時には、次世代の若い力士に譲り渡すという。 |
ゾドク(チョッキ) 牛皮製で、襟や袖口に鋲が打たれている。同じく牛革でできたベルトひもで締める。かつて物凄く強い力士がいて、不審に思い胸を見ると、女性だった……という伝承から、あらかじめハッキリさせるために、胸の開いたゾドクになったとか。 |
トーホー(ヒザあて) 美しい模様が印象的だが、新人力士は無地からスタートしなければならない。強くなるごとに模様がゴージャスになり、さらに有名になると出身地の名前を縫い込むことができる。化粧回しのような役割か。 |
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| バンジル(ズボン) 布製で、裾をブーツの中にたくし込む。自分を大きく見せるために、驚くほどたくさんの襞(ひだ)が入っているが、取り組みの際にはやや邪魔らしい。 |
ゴルタ(ブーツ) 牛革製で、モンゴル伝統紋様が刺繍されている。反り返ったつま先の意味には諸説あるが、「神聖な大地を傷つけないため」とも言われている。ブーツの中にはトリクチと呼ばれる足袋をはいている。 |
内モンゴルの技(グレコ的)
ドゥークルトゥホ
モンゴル相撲ならではの回転技。なるべく遠心力を掛けて、相手の体を水平に近くすること。でないと、相手に足をかけられて倒されてしまう。
ドゥークルトゥホ
これはゾドク(コスチュームのチョッキ状の部分)の腰の部分を掴んで回す。ゾドクは掴むのではなく、引っかけるようにして持つ。
フレテレー
引き足払い。引き落としと足払いを組み合わせた技。引き落としで踏ん張っても、その体勢で足を払われると倒れてしまう。
ゾラホ
引き落とし。相手と組み合いながら、ゾドクを引っ張って倒す。相手が前に重心をかけてきた時に引くと倒しやすい。
ガルドラホ
手付け。「手をつけたら負け」という内モンゴルのルールを最大限に利用した技。ずるい技ともいわれている。
ウスギートゥック
かかと払い。今回モデルを務めてくれたボルドーさんの得意技。ゾドクを引っ張りながら、かかとをすくう。






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