フルコンと言えばパンチとローキックという認識もあるほど。強烈な下段回し蹴りは勝敗を左右する影の必殺技としてなくてはならない存在だ。いわゆるローキックは、腿やヒザ横を狙うことが多い。同じくローキックを多用する格闘技にキックボクシングがあるが、カラテとの最大の違いは内股蹴りの重要度である。顔面へのパンチがなく間合いが近いカラテでは相手の構えやバランスを崩し、前進を止める技として内股への蹴りが重視されている。
一般的にはフグトルネードとして知られる下段の回し蹴りだが、フグの同世代の日本人選手もカラテの試合で使っていたことがある。カカトでヒザ横あたりを狙って蹴る。あまり使用されないが破壊力は抜群だという。
廻し蹴りの中ではもっとも存在感が薄いが、威力もあり、その後の展開のきっかけ作りにも使える万能技である。鈴木国博は左の中段廻し蹴りを戦術の要として使用し、世界の強豪を打ち破った。
ムエタイの前蹴りが相手の前進を止めたり、突き飛ばしたりするために使用されるのに対して、カラテの中段蹴りはダメージを与えることに主眼が置かれている。そのため指の付け根や場合によってはつま先等で突き刺すように蹴る。
飛んで相手の腹部に後ろ蹴りを入れる。中段蹴りではもっとも華麗な技だがそれゆえによく後ろ廻しと間違われる悲しい存在。
中段への蹴りでもっともKO率が高い技が後ろ蹴りである。後ろ廻し蹴りとは異なり相手の中段をカカトで突き刺すように蹴っていく。