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悩めるビギナーをスパッと診断
ハイスコアを目指し試行錯誤を繰り返すビギナーの方は多いはず。そんな方々の質問や疑問に、(社)日本ボウリング協会のマスターインストラクター宮田氏がお答えします。
カウンセラー 宮田哲郎
ライセンスNo.140のプロ6期生。(社)日本プロボウリング協会マスターインストラクター。プロボウラーやセンター社員の教育、指導を専門とする。ビギナーにもわかりやすい指導を1冊にまとめた『スポーツ・ボウリング』(ベースボール・マガジン社)ほか著書多数。
第43回
「アジャスティング」の本来の意味は何ですか?
【質問】
ボウリング・マガジンなどで「アジャスティング」という言葉がよく出てきます。いろいろなシーンで使われていますが、本来の意味は何ですか? また自習することはできますか? よい参考書はありますか?

【回答】
 アジャスティングとは本来、ストライク・スペアを最も合理的に正しく取る方法を意味しています。しかし、最近は非常に広義になり、ボウラーの心理状況、ストライク・スペアのアングルの取り方、助走の仕方、投球時の力の入れ具合、正しいボールの種類の選択まで、実に幅広く使われるようになりました。
 ちなみに、私が1989年から91年にかけて苦労して執筆した本で、いまも多くのマニアが読んでいる『スポーツボウリング』(ベースボール・マガジン社刊)が、最も早くアジャスティングという言葉を使ったといわれています。アメリカのボウリング殿堂入りした著名なプロ、ディック・リガーは当時、本場の専門書でもほとんど見かけない言葉だといっていました。
 この本では、頭にレーンという言葉をつけて「レーンアジャスティング」としていますが、当時はベテランプロの仲間から「アジャスティングって、いったい何だ?」と聞かれたものです。まだ新しい用語だったのです。

 ところで、いまアベ150点前後とのことですが、アジャスティングを専門的な方法で取りかかるには、ちょっと早すぎます。でも、考え方を知っておくのは将来の布石になるでしょう。
 もとより易しい数学で、レーンの長さ、マークの距離関係などを計算、ストライクやスペアを合理的に狙う考え方は、経験則に凝り固まっているボウリング観を基本的に変えてくれるはずだからです。
 しかし、本当に自分のプレーに取り入れることができるのは、170−180点以上のアベになってからです。アジャスティングを系統的に、きちんとマスターしたいのなら、私の図書を自信を持っておすすめします。
 毎年3月にやっている東京大学の春合宿でも使っている、実戦的でわかりやすいものだからです。
 自慢ではありませんが、本書が実際すぐれているのは、理論と自分のノウハウがあるところで「10ボードへ最も通しやすいスタンス」を探してから・・・という部分で、インストラクションの専門家に高く評価されています。
 もしこれがなかったら、理論はただの理論で終わってしまうのですが、本屋さんで類書と比べるため、立ち読みしてごらんなさいね。きっと!ですよ。

ボウリング技術の発達段階
●ボウリング技術の発達段階
(注)階段の「高さ」は図のように同サイズとは限らない。したがって、発達の仕方も決して順調にはいかない。

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